「余白があると、いいですよね」
そんな話をある編集者の方としたことがあります。
文章にしろ、本棚にしろ、サイトにしろ、よはくのないぎゅうぎゅうのレイアウトは窮屈で見ずらいですね、と。
自分の心や感情が入る余地がないとだめなのかもしれません。
「白紙ももようのうちなれば、心にてふさぐべし」
これは江戸時代に土佐光興が『本朝画法大伝』に書かれた言葉です。
何も書かれていない白紙の部分もまた模様のうちなのだから、心でそれを補ってみるべきだといったところでしょうか。
余白の美を端的に表した言葉です。
<詳しくはこちらのサイトへ>
ここにも書かれていましたが、日本人はもともと引き算の美意識をもっていたのに、いつのまにか、限りある空間に少しでも何かを埋めようとしてしまっています。
足し算ではなく引き算。
モノでふさぐのではなく、心でふさぐべし
シンプルな生活の基本は引き算とそれによって生まれる余白。
そんなわけで、サイトのデザインをちょっとシンプルに変えてみました。