タスク管理ができない人のための「明日の自分に期待する仕事術」

タスクリストを書いている人は多いと思います。やることを書いては消していくToDoリストは日々たくさんの仕事を抱えるビジネスパーソンにとってなくてはならないものです。

でも、このリストがあると仕事がうまくいくかというと、なかなかそうでもないのが現状です。では、どうすればリストは機能するのでしょうか。ここでは自分の経験も踏まえて、リスト化しても仕事がうまく方法をご紹介します。

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やることリストは1日1ページで今日やることしか書かない

実はリストを書く上で、これが一番問題です。やることをリストはやるべきことを書くリストですが、何でもかんでも書けばいいというものではありません。一日に仕事ができる時間は限られていますが、そのなかで、やることをどんどん書いていくと、一日では到底おわりません。

やることリストを書いても、仕事が終わらない、達成感を得られないのはこれが原因であることが多いのです。

やることリストは必ず1日1頁

それを避けるためにはやることリストは1日1頁と決めて、急ぎではない仕事は次の日のリストに書きましょう。

今日やるべきことと、明日でもいい仕事は明確にわけて、今日のリストに集中しましょう。今日やるべき仕事だけが、リストに書いてある、状態が理想です。

明日でもいい仕事は明日のリストへ。ちょっと気が重い仕事が降ってきても、それが今日中に仕上げなければならないものでない限りは、明日のやることリストへ書きましょう。

そして、今日のリストは、今日のことだけを書きましょう。

そうすることで、今日の仕事に集中することができます。もし、余力があれば、明日の仕事に着手しましょう。やっていることは、以前と変わらないのに、こうすると非常に気持ちが楽になります。

私はこれを明日の自分に期待する仕事術と勝手に読んでいます。

翌日につけを残すだけじゃないの?

さて、それでは、1日の仕事は気持ちよく終わったとしても、明日につけ残すだけではないか、という疑問がわきますが、ここで「意志力」という考え方に注目です。

人間の意志の力は、筋肉のようなもので、使えば使うほど疲弊していく、という考え方があります。これは実感として、わかる方も多いと思うのですが、一日中働いてくたくたになって、帰りについ、お酒を飲みすぎてしまったり、甘いモノを買ったり、自分に甘くなってご褒美をあげてしまったり、これはすべて普通ならしないようなことを自分に許してしまう、安きに流れる「意志力」がなくなってきている証拠です。

逆に、一晩ぐっすり寝て、元気になった朝は一番意志力が充実しています。ですから、昨日「これは明日」と思って繰り越したやることにも着手しやすい、もっといえば、前日から繰り越した仕事のなかでも、特に大事だったり「もう1日くらい繰り越しても大丈夫かな」というような仕事は必ず、繰り越した日の朝にやりましょう。

そのとき、大きなプロジェクトであれば、やることリストの粒度は「着手」もしくは「5分手を付ける」といったスモールステップにしておくことが大切です。

人間にとって新しいことを始めるのが一番の意志力が必要ですが、やり始めたことを続けるのは案外簡単です。(続けるのが一番大変、というのは、続けたい動作に毎日「着手」するのが大変なだけで、いったん始めれば、その動作を続けることは「着手」より難しくありあません)

大事だけれど、今日でなくてもいいかな、と思った仕事があったら、迷わず明日のやることリストへ。そして、意志力がもっとも充実している翌朝に着手する。

こうすることで、書いても消えないリスト問題は解決します。

大きなやりたいことリストをつくる

加えて、大切なことが1つ。やることリストは今日と明日、というスパンで書いていきますが、これとは別に、私は、長期的に自分がやりたいと思っていることを書き込んでおくやりたいことリスト、というモノも書いています。

ここには、1日では終わらなかったり、少し先の予定となるイベントなどが書かれています。それを毎日見直して、それを実現するための作業で、明日できるものがないかを、考え、明日のやることリストへブレークダウンします。

こうすることで、毎日来た仕事をガンガン片づけて仕事は早くなったけれど、自分として大事なこと、やりたいことが全然できていない、ということを避けることができます。

やりたいこと、というのは本人がやろうとしなければ、誰もおぜん立てしてくれない、いわば「やらなくても困らないこと」リストですから、自分が毎日のやることリストに加えていかないと永遠に実現しません。

しかし、このやりたいことを、というのも、自分で書いたくせに、腰が重くなる「はじめて」のことがほとんど。そこで毎日見直しながら、「着手」程度のことを「明日」のやることリストに加えていくことで、意志力の一番高い状態で、スモールステップを刻むことができるのです。

私は、このやりかたで、休日を使って記事を書いたり、ブログのテーマを考えたりしています。(ですから、明日へというのは、遠くない未来、という意味で、次の土曜日など、休日への先送りでもOKなわけです)

やることリストは1日1ページで、今日やらないといけないことを書く

明日でいいことは明日のリストに書いて意志力が充実しているときに着手

この2つに「やりたいこと」リストをリンクさせることで「やりたいこと」を実現する

ToDoリストがなかなかうまくいかない、という人は、

この3つのステップ、ぜひ試してみてください。

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