生活の質向上に辞めて大正解だったもの

シンプルライフログは生活からできるだけ余分なものを削って、自分にとって価値のあるものに囲まれて(それは物でも人でも経験でも)暮らしたいということをテーマにして日々の身辺雑記から、価値を感じたものやことなどをご紹介しています。また、それだけではなく、「これいらなかった」というものについても書くことで、生活をシンプルにするためのヒントにもなればと思っています。

さて、今日は、そんななかで「最近生活から削ったもの」を2つご紹介したいと思います。

まず1つ目が「砂糖」

といっても食べ物の中に含まれる砂糖を完全に排除するというような話ではなく、過剰摂取の温床にもなる2つのものを意図的に取らなくなったというお話です。1つが缶コーヒー。もう一つがお菓子です。缶コーヒーはブラックではなく、いやゆる甘い方ですね。カフェオレ系が結構好きで、仕事で疲れを感じたときに飲むことも多かったのですが、これらは飲むと一瞬はテンションが上がるのですが、そのあと決まって少し気分が悪くなったり、ぐったりしてしまうことがありました。

それもそのはず、糖分を過剰に摂取した身体が、急激に血糖値が上昇し、それを下げるためのインスリンが分泌され、一気に血糖値が下がる低血糖になりと、血糖値が乱高下してしまうのです。そもそも缶コーヒーには角砂糖に換算して10個ともいわれる糖分が含まれており、体にいいはずがありません。砂糖の過剰摂取によっては肥満や糖尿病だけでなくうつ病のリスクを高めるとも言われており、コロナ禍でメンタルの調子を崩しがちになることを考えればできるだけリスクは減らしておきたいところです。

砂糖とうつ病の関係についてはこちらサイトが詳しいです。

記念日のケーキ、出先で出されたお菓子など特別な機会を除いて「自分で進んで砂糖をとらない」と決めました。もう一ヶ月ほどになりますが、缶コーヒーは一回も飲んでおらず、一度だけとある機会にケーキを食べましたが、それがいままでにないくらいおいしく感じられるという副産物もあり、体調もすこぶる良好です。コーラやスポーツドリンクなどにも砂糖は非常に多く含まれており、これらも避けるべきでしょう。

2つめが定期的なお酒

次に辞めたのが習慣的なお酒の接種です。もともと量を飲む方ではなかったのですが、毎日1缶のビールはあたりまえ、たまに日本酒を買って、それがある間は毎晩晩酌というスタイルが続いていたのですが、それも辞めました。これは直接的には中田敦彦さんのYouTube大学をみて、「習慣的に飲酒をしている人とアルコール依存症の人との間の境界線は緩やかなグラデーション」という言葉で決心がついたというのが正直なところです。

アルコール依存症といえる人を、これまで2人みてきました。いずれも以前勤めていた会社の先輩でしたが、二人とも明らかに日中から酒の匂いがしていて、ろれつが回らないときもあり、うち一人はうつ病を併発して休職し、最後は仕事も続けられなくなってしまいました。特にうつ病になった方は破滅的な人格などではなく、非常にまじめな性格の人だったので自分としてもショックが大きかったのを覚えています。

アルコールも何かのイベントや特別な日、仲間との久しぶりの会食の時などに嗜好品として楽しむ分にはいいと思いますが、毎日のように摂取して、それがないと「何かものたりないな」と感じるようになっていた自分に気が付き、「緩やかなグラデーション」のいったいどのあたりに自分はいるのだろうと正直すごく不安になりました。

あの人たちのようになりたくない、といえば、先輩方を否定しているようですが、まったく逆で、あのような尊敬すべき人たちがなるものであれば、自分がこのまま習慣的に飲酒を続けて、あのようにならない保証はまったくない、ということに気が付いたのです。

そして、お酒も習慣的に飲むのはやめました。すでにこれも一カ月ほどたちますが、その間で飲んだのは記念日2回のみです。夜中に目が覚めることも減って体調もよくなり、心なしか日中の集中力もあがったように思います。

甘いものとお酒、人生の楽しみといえる2つのものがなくなると、なんだかもったいないような味気なくなるような気がしていましたが、それをとらずに迎える明日一日の活力ある状態や、前向きになれる心理的状態の方が人生を楽しむためにははるかに重要だといまは感じられます。

シンプルライフは生産性を高めてQOLを向上させる、そう実感できる最近の大きな出来ごとでした。

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