上司が善意でやっている意外なこと

上司は絶対に部下の書類を修正する、それは職業的良心

これは部下として仕事を進めるうえでは100%押さえておいた方がいい事実だと思う。上司は部下の書類を黙って通すことはほぼ100%ない。彼らはどこかしら、それが項目だったり、誤字脱字であったり、文章のテニヲハであるかもしれないが、どこかしらを必ず直す。それは上司にとって「書類をしっかり見た」ということを部下に示すための職業的良心といっても過言ではない。

これは自分が誰かの書類を確認する立場になればわかることだが、何も指摘しないとかえって悪いような気すらする。これは何も部下に意地悪をしてやろうとか考えているのではなく、与えられた職責を果たすためにむしろ頑張ってすらいるのだ。

だからこそ、書類作成を任されたら、早い段階で一度見せておく必要がある。なぜなら、普通、上司は一度は書類に口をはさむが、その点が解消されれば、その書類についてはほぼ何も言わない。「一度は意見を口にし、それを部下が反映した」という事実が大切になる。先ほども述べたとおり、部下の書類に修正を加えるのは、上司の職業的良心の発露であり、いわば義務なのだ。彼らも好き好んでケチをつけているわけではない。だからこそ、そのタイミングはできるだけ前段階であることが望ましい。そうすれば、こちらも書類を作りこんでからガラガラっと修正の指示がくるよりも傷は浅い。十分に余裕をもって修正にあたることができる。

これは必ずしも完成度の低い書類を出せばいいというものでは決してない。それでは上司に失礼にあたる。あくまでも項目レベルであるということを断ったうえで、構成について相談すればよい。未完成であることが問題なのではなく、完成品だといって、未完成なものを出されることが上司をもっとも困惑させることになる。部下がまだ未完成で構成レベルなのですが、といって持ってくれば、その状態を「なんだ未完成じゃないか」といって叱る上司はまずいない。

大事なことは、部下がその種類を未完成だと認識していることをが上司に伝わりさえすれば、上司はそれ以上不安にはならない。上司といえどもすべての情報、事情に通じているわけではないし、部下の考えていることがすべてわかるわけもない。そんななかで部下に必要なのは、上司を不安にさせないことだ。

まず、項目レベルで書類をつくり、まだ荒書きで、構成を確認したい、といえば、上司は安心してアドバイスができる。そのうえで、自分のいった内容を反映してきた部下の書類は、上司にとってももはや他人の仕事とはいえない。

上司は部下の書類に修正を加えないといけないと思ってくれている
だからこそ、早めに見せることがお互いのためになる
大切なのは上司を不安にさせないこと。情報はこまめに正確に。
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