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やったことがないけれど、あこがれていて、いつかやってみたいことに、
キャンプがあります。
もともと、実家で庭で小枝を拾って焚火をしたりはしていたので、アウトドアは嫌いですが、オートキャンプ場などで、家財道具一式を持ち込んでターフを広げて一大イベント!という感じでやるキャンプは、なにかこう、屋内で改訂にできることを、頑張って外でやっている気がしてちょっと疲れそうかな(;^_^Aと、自分には合わないかと思っていたのです。
しかし、最近、持ち物を整理したり、生活で使うものを見直していると、なるべくシンプルで使い勝手のいいもの、機能的なモノに対する興味が強くなっていきます。
すると、そういうセンサーに引っかかって来るモノって、結構高い確率でアウトドアグッズであることが多いんですね。
シンプルで機能的で、タフ。
モノ選びの基準にぴったりで、実際買わないまでもアウトドア雑誌なんかを見ているとなかなか興味深いモノです。
そうなってくると、シンプルを目指す生活としてはちょっと逆説的なんですが、自分が選んだ必要最低限のモノを背負って、自然の中で一日二日生活する、というキャンプ生活にチャレンジしてみたい、という気持ちが強くなってきた、というわけです。
家のなかでできることをわざわざ外でするのは変わらないので、結局モノは増えてしまうんですが、家から一歩出て、自分が外で生活するための「必要最低限」とは何か、を突き詰めて考えることができたら、面白いだろうな~と。
とはいえ、いくとなれば、メンバーを誰にするか、とかどこいくかとか、何からそろえればいいのか、といった面倒なことは山のようにあって、なかなか踏み出せない
そんなことを思っているなかで見つけたのが、
こちらの本
「ゆるキャン」です。
『ゆるキャン△』は、あfろによる日本の漫画作品。山梨県周辺を舞台に[3]、キャンプ場でのリクリエーションや野外調理などといったアウトドア趣味の魅力と[4]、それを身の丈に合った範囲で満喫する女子高校生たちのゆるやかな日常を描く[5][4]。『まんがタイムきららフォワード』(芳文社)にて、2015年7月号[6]より連載中。 Wikipedia
女子高生が楽しそうにキャンプしている、というオッサンにはなかなか破壊力の強い設定です。
各務原なでしこ 初心者キャンパー
志摩りん ソロキャンパー
大垣千明 野外活動サークル(通称野クルの部長)
犬山あおい 野クルのメンバー
斉藤恵那 りんの友人
素人キャンパーの主人公の女の子とソロキャンプを好む同じ高校のベテランキャンパーの女の子がいるのですが、面白いのは、彼女たちは最初は別々にキャンプをしているんですね。
主人公は、野外活動サークル、通称「野クル」にはいって、そこで同じレベルか、ちょっと詳しいくらいのキャンプ仲間をつくって仲良くグループキャンプをしている。
一方で、主人公のキャンプの魅力を最初に教えたソロキャンパーの女の子は、人と一緒にキャンプがちょっと苦手であくまでもソロキャンプを一人で楽しむわけです。ちょっと仲良くなって打ち解けてきたなでしことは一緒にキャンプにいったり(最初は勝手に押しかけられて)いくものの、野クルのメンバーには苦手意識があって、なかなか登場人物みんなでキャンプ、ということにはならないのです。
当然、ラインみたいなアプリをつかって、いまどこでキャンプしている、とかどんなことしている、というのをやりとりしているので、仲もいいんだけれど、適度な距離感もあって、お互いに好きなことをしています。
とっても気楽に、キャンプを楽しんでいるんですね。そうだ、時間あるからキャンプいこう、みたいな、とても気楽な感じで、肩の力が抜けます。人間関係も重くないし、主人公のなでしこも野クルメンバーとキャンプにいったり、リンとキャンプにいったりと、好き勝手やってて、野クルのメンバーもそれはそれで全然OK
そう「ゆる」い。もうゆるゆるです。
そこには私が気後れしていた一大イベント感もなければ、大人になってからのキャンプに特有の、楽しませなきゃ、という変なプレッシャーも皆無。
もちろん、
いろんなことを省いたり、
描かなかったりすることでこの楽園のような雰囲気ができていることは
大人ならみんな知っているわけですが、
でも、あ、こんな感じのキャンプしてみたいな、とか、そうかキャンプって肩ひじ張らずにかんなかんじでいいんだ、ちょっと行ってみようかな、そんな風に思わせてくれるマンガがこの「ゆるキャン」なのです。
そのほかにも、登場人物たちが楽しそうに道具の手入れをしたり、新しいキャンプ道具を手に入れて喜んでいるのを見るのもまたこのマンガの楽しさです。
キャンプに興味がある人も、
単に疲れ果てて、誰も傷ついたりしない優しい世界にただただ浸りたい、
という人にも
ぜひおすすめしたいマンガです。
このマンガ、異様にAmazonの評価が高いところにも注目です。
LINEマンガでは第3話まで無料!