おススメ漫画『惰性67パーセント』

美大に通う女子大生・吉澤みなみの部屋には毎日のように友達が入り浸り、ゲームしたり猥談したり、鍋をつついたり、猥談したり、さばさばした女友達と、童貞男子、リア充とはちょっと違うけれど、それでもまったり楽しい日常をゆるゆる描く青春マンガです。

やってることは、飲むか食うか猥談か、というくらいしょうもなく、舞台もほぼ吉澤のアパートの部屋の中で完結してしまいます。

でも、このだらだらした感じが、「大学生」そのもの、という感じがして、非常に懐かしく、ついつい読んでしまいます。

部屋飲みで酒について語っているけれども誰も聞いてない。酔えればOK、「餃子とラビオリくらい違う」と食い下がっているところに「鍋いっぱいのホットカルアミルク」。もう完全にカオスで大学生のノリが懐かしいのなんの。

第1巻をして、登場人物は、4人だけ。男2人に、女2人。これだけ見るとリア充のような環境ですが、まったく艶っぽいこともなく、惰性で続いていくゆるくて楽しい日常。

大学時代はモラトリアム最後の期間と言われますが、経済的にもバイトなどで多少自立もし、一人暮らしで親元も離れ、しかし、社会的な責任はまだほとんどない。そんな時間に友達と過ごすしょうもない時間の、いかに楽しいかったことか。

私のなかでは「げんしけん」と「ぐらんぶる」が青春2大マンガでしたが、この「惰性67%」が入ってめでたく大学青春御三家が確定しました。

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