空の青さを知る人よ ネタバレありレビュー しんの旅立ち

あの花、ここさけに続く超平和バスターズ第3弾

「空の青さを知る人よ」は監督:長井龍雪、脚本:岡田麿理、キャラクターデザイン:田中将賀によるアニメーション製作チーム「超平和バスターズ」によるオリジナル映画です。「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」「心が叫びたがっているんだ。」に続く三作品目で、埼玉県秩父市周辺が舞台となっている点も共通しています。

両親を交通事故で亡くし、姉のあかねと暮らす相生あおいは、かつてのあかねの恋人の金室慎之介の影響ではじめたベースの練習に明け暮れる高校2年生。両親のかわりとなって、自分の面倒をみてくれるあかねのことが大好きながらも、自分のせいで将来の選択肢を狭めさせてしまい、慎之介と上京する約束も反故にさせてしまったことに負い目を感じ、高校を卒業したらこの街を出ていこうと決意。

そんなとき、あかねの元恋人、慎之介が街に帰ってくることに。ビックなバンドマンになることを夢見て上京した慎之介の帰郷と時を同じくして、あおいの前に、高校生の姿のままの慎之介「しんの」が現れて…

ストーリーは若干のファンタジー要素をはらみながらも、進路に悩む高校生と、自分の人生についてある程度の決断を下し、その結果について本意、不本意にかかわらず、向き合っていかなければならないあかねたち大人世代との心理的な葛藤や交流が丁寧に描かれていきます。

さてここからはネタバレありの感想です。

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