長谷さんの『BEATLESS』を読了しました。チョロいだけの主人公が、優しいというだけの理由で世界を救ったりしたらがっかりだなと思っていたのですが、そんな心配は杞憂でした。チョロいことはチョロいのですがそれが長谷さんの書きたかったであろうテーマと見事に合致。
人間と人の形をしたモノとの話でもありますが、認知の話に紐づければ、自分と自分と似た形をした他人の心を「ある」と信じる人と人とのコミュニケーションについての寓話とも読めて非常に面白かったです。
しかし、これをアニメで再現するのは、どうなんでしょう、できるんでしょうかね。
あらためて、盛大にネタバレを含む感想を書きたいと思います。
造本も凝っていていますし、ぜひ単行本で読んでほしい一冊です。