新海誠監督「天気の子」ネタバレ含む考察 なぜ東京は水没したのか!?

公式Twitterより

新海誠監督の最新作

「晴れ女100%」

もとい、「天気の子」を観てきました。2016年に公開された「君の名は。」から約3年、大きな期待をかけられながらの劇場公開。個人的にはあまり期待せずに足を運んだ映画館だったのですが、結果としては

この映画はいいモノだ。

まず、ストーリーわかりやすくテンポがいい。王道の青春モノですが、謎解きやバトルといった余分な(ことはないが)要素がない分、主人公2人と、それを取り巻く大人との対比が丁寧に描かれていますね。

主人公である家出少年の帆高にとって、東京での仮初の保護者である須賀圭介とその姪である須賀夏美との生活は、小さな編プロという妙にリアリティのある設定のなかで暖かく描かれ、

雨の日に出会った少女、天野陽菜とその弟凪と始めた晴れ女を貸し出す人助けの時間も、にぎやかで楽しく、かけがえのない時間として描かれます。

それは、帆高が、神様に「何も足さなくていいから、何も引かないでほしい」と願うほどに。

そして、それは世界の在り方と引きかえにしてまで守りたいものほどに、彼のなかで大きな存在へと成長していきます。

世界と自分が大事なもののどちらをとるか、本作で描かれるのは、そんな世界系ライトノベルの王道のような展開です。

以下、ネタバレを含む感想になりますので、未読の方はぜひ映画館に足を運ばれてからご覧ください。

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