ワンフェスで見つけたお気に入り

ワンダーフェスティバルというのは1984年にゼネラルプロダクツという会社が始めたガレージキットの祭典である。ゼネラルプロダクツというのはちなみに、現在のガイナックス。

ガレージキットというのはそもそも、マスプロダクツを展開するメジャーなトイメーカーが発売しないようなマニアックな製品や、マスで採算をとるために、省略したり、簡略化したりすることなく、「自分が本当にほしい」と思ったものを、時間的な制約もなく、採算性も度外視して作り上げた「一点もの」を仲間内で複製して、分け合えるようにつくらたキットのこと。

だから、もともとハイレベルだったし、分け合う仲間も同じような趣味で同じような技術をもっている人たちだったから、まるで人形であればバラバラ殺人のような状態、ロボットものでもブロックの塊のような状態で頒布されていても、自分で組み立てることができた。

ワンダーフェスティバルはそういう人たちが自由にディーラーとして参加できるガレージキットの販売会だ。もちろん、二次創作にあたる部分では当日版権など、法的な部分もクリアしている。

毎年、少なくとも夏は来場者参加して、各ブースをみながらビールを飲むのが楽しみだった。そんなわけで今年も参加してきたわけだが、年々感じるのは「マスプロが進化して、個人の熱量が落ちてきている」ということだ。

ここ10年あまりの塗装済み完成品モデルのクオリティの高さは目をみはるばかりだし、2万も出せば十分にクオリティの高い完成品が手に入る。有名な原型師がつくった原型を、中国の工場で大量生産して、着色して完成させる。個人が一からつくっても絶対太刀打ちできない。少しでも人気がでれば、そうした完成品が商品化され、手軽に買うことができてしまう現在、「ないからどうしてもほしい」というガレージキット本来の動機付けがなくなってしまっている。

ワンフェスでしか買えないもの、見られないものは格段にすくなくなっている。

そんな中でも目を楽しませてくれるのはニッチなオリジナルもの。「台座」だけいくつも売っていたり「流木」「動物の骨」「ヴィネットの神社」「煮干しの形をしたはしおき」など。ニッチな面白さをみつけて、それを形にしてみる、それはもうキャラでもなければ、原作もなかったりする本当のオリジナル。マスが作る気にもならないニッチなところが、まだまだけっこうおもしろい。

今日、お話をしたディーラーさん

イワシ金属化

ここのプロダクトは思わず笑ってしまうくらい「変」で面白かった。こういうナリワイに出会えるのであれば、また来年もワンフェスいこうかなと思う。

箸置きとしても使えるし、フォークとしても使える。食洗器でも洗えるそうだ。一本いかがだろうか?

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