α7Ⅲがあるのに、RX1を持ち歩く理由

今日は写真を撮るぞ!と気合をいれて、カメラケースにα7Ⅲを詰め込んで、という「わけではない」日にはRX1をポンと鞄に入れて出かけます。

このカメラはフルサイズコンデジで35ミリF2.0 のツアイス単焦点レンズがついているというどこから突っ込んでいいのかわからないカメラで、先日購入した家電批評様の「デジカメ&ビデオカメラがまるごとわかる本2020」にて「発売当初は衝撃的だったが既に7年」「中身はさすがに時代の流れを感じる」というコメントともに購買レコメンド評価「1」(ちなみに5が最高)をいただく名機です。迷機という人もいるかもしれませんが、名機です。

私自身はカメラの初心者で、このような名機を使いこなす腕も何もありませんが、この塊感に一目ぼれし、かつ、ツアイスのF1.8 の単焦点レンズのボケ感に感動し(素人はすぐに感動できるのがいいところです)フルサイズのコンデジというエッジ感と、F2.0 単焦点という潔さに心打たれ、中古で購入したという次第です。

しかし、手元に最強のフルサイズミラーレス入門機といわれるα7Ⅲがあるにもかかわらず、なんでRX1を持っているのとか、持ち歩いているの、という疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれません。

なんといっても購買推奨評価1ですからね(笑)

もちろん、ハンディで持ち運びやすい、という点もありますし、カジュアルに持ち出せるくらいの価格帯に落ちてきていた、という点も大きいです。

しかし、それだけではありません。

私が最近、RX1ばかり持ち歩いているのは、まさにこのカメラが「使いにくい」ところがあるから、なのです。

使いだしてみると、快晴ではF2.0などでは気を付けないと思い切りよく露出オーバーしますし、35ミリという焦点距離も、気を付けないと何が主題かよくわからない写真を量産してしてしまったり、ボディ内手振れ補正もないので、コンデジよろしく片手でパシャパシャとったりすれば、ブレ警報といった問題がでてきますが、そのあたりが実に「いい」のです。

なぜかというと、α7Ⅲのように、シャッターおすと、これがもう綺麗にとれちゃいました、私いま指しか動かしてません、ということがなく、良くも悪くもちょっと考える必要があるので、とても勉強になります。(もちろんα7Ⅲユーザーの方が考えていないという意味ではありません。非常に高性能なので、私のような初心者でもそれなりにできてしまう錯覚に陥りやすい、という意味です)

小さくて持ち歩きやすいので、カメラを使う機会が多くなり、それがフルサイズの焦点距離固定のF2.0 という非常にピーキーなカメラな分、お勉強の機会が多くなる、というこの循環が初心者の私にとってはともて勉強になるのです。

そういう意味で、死角がすくないと言われるα7Ⅲを使いこなすためにも、少し癖のあるカメラで試行錯誤する、というのが大切なことなのかもしれません。

SONY DSC

そしてなにより、このカメラのたたずまいがたまらなく好きである、ということが、カメラを続けるうえで、何より大切なんですよね。

以上

導入3か月。α7Ⅲよりも、RX1を持ち歩いてしまう理由でした。

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