シンプルライフLOGという名前のサイトを2017年の5月から運営しています。名称は紆余曲折あって、何回か変わりましたが、半年くらいたって、ブログの方向性が見えてきました。
ライフログというのは、
ライフログ(Lifelog, Life Log, LifeLog)とは、人間の生活・行い・体験(Life)を、映像・音声・位置情報などのデジタルデータとして記録(Log)する技術、あるいは記録自体のこと
とウィキペディアでは言われていますが、
このサイトでは単純に生活の結果生まれる気づきの記録です。
このページでは、なぜ、そんなことをしているのか、ということをご紹介したいと思います。これを読んで、興味を持たれた方はぜひ1頁でもいいので、ご自分のライフログをつくってみてください。
写真を交えてもいいですし、文章主体でもどちらでもいいと思います。
きっとあなたの1日が誰かの役に立つと思います。
Contents
たくさんの経験値が失われている
さて、いきなりで恐縮ですが、私は歴史の勉強が好きでした。中学、高校と歴史はいつも高得点。大学受験でもお世話になりました。
家に、日本の歴史、というマンガがあったことも要因ではあるのですが、一番の要因は「お得だったから」です。
何がお得か。現代に生きるお得です。鎌倉時代の偉人たちは室町時代がどんな風におわるのか、明治維新で日本がどんなふうになるかを知りません。明治維新の立役者達も、近現代の日本がどんな発展を遂げて、どんな末路をたどるかを知りません。
それを知っているのは、現代に生きている私たちだけ。これはなんてお得なんだろう、とワクワクしました。かなり嫌な子です(笑)しかし、それだけの壮大な蓄積を一覧できるチャンスがあるわけですから、これを学ばない手はありません。
一方で、社会にでて、ちょっと不思議だったのは、日本の歴史はあっても「個人の歴史」がないこと。社会の変化が速い、自分たちの時代とは違う、いろいろな理由はあるでしょうが、社会人になってスタートを切って、ゼロから勉強して、ゼロから失敗して、ゼロから学んで、それで成長したと思ったら定年してしまう。
いろいろな経験値が失われている。
これはとてももったいないことです。
ビジネス書などでは、著名人の成功事例や失敗譚を読むことはできます。しかし、それは、かなりエッジの立った状況や経験であって、市井で生きる人の経験にマッチしていない可能性が高い。サーキットのなかでの運転方法をスーパーカーのドライバーが教えてくれる。モナコで勝つ方法、みたいな話はいくらでもありますが、でも、私はビッツで熱海に行きたいんだ、という話です。
もちろん、商業的な観点から言えば、そういうエッジの立った人の本でもなければ、1500円払う人が5000人くらい見込めないでしょう。1万人いればヒットなわけですが、「俺の生き方は、1万人が1500円払う価値がある」と自信をもって言える人は、確かに少ないでしょう。私もそんな自信はどこにもありません。
でも、10人くらいなら、いけるかもしれない。1500円払ってもらえなくても無料なら、1万人くらいみてくれるかもしれない。
そうすることで、私の経験が、その1人の役に立てば、その人は、ゼロからではなく、1から始めることができます。
冒険をシェアしよう
誰もが何かしらのコンテンツを持っています。ここでいうコンテンツというのは、人の役に立つ何かです。それはどうやってできるのかというと、人が何かのジャッジをしたときに生まれると私は考えています。
冒険というと、なんじゃそりゃと思われるかもしれませんが、人生では、なんらかのジャッジを常にしています。
今日、昼ご飯に何を食べましたか、それはなんでしたか?上司と同じもので覚えていない。なぜ上司と合わせたのか、注文がそろった方が出てくるタイミングがそろって、気まずい雰囲気にならなくてすむから?会計もしやすいから?「ランチタイム処世術、上司とのランチはこれを頼め」みたいな記事が書けそうじゃないですか
同僚には笑われるかもしれまえんが、上司とランチに行くときにどうしたらいいんだろう、と思っている新人、内定者が一から考えるヒントにはなります。
そんな、ちょっとしたくだらないことでも、なぜ、その判断をしたのか、そこにどんな理由があったのか、そういったことを考えて、人生の冒険をセーブしておけば、そのセーブデータは次に冒険を始めるだれかの役に立ちます。
なにも、人生のすべてをさらけ出せ、といっているわけではありません。私もそんなことをするつもりはありません。
ブロガーたるもの、そこまで、と力こぶを込めていく必要は全然ありません。ただ、差支えのない範囲で、経験をシェアしておく、誰かの役に立つために、自分の人生の冒険のセーブデータを提供する、そんな人が増えれば、きっといろいろな人の役に立つと思うのです。
勇者の旅は村人との会話から始まる
自分の経験はそんなたいしたモノじゃない。私もそう思います。モノ記事や読書感想文に毛が生えたような内容ですが、それでも別にいいと思っています。RPGゲームで、勇者が冒険を進めるとき、彼は何をしているでしょうか
村人に話しかけています。
それも片っ端から、村人に意見を危機、情報をつなぎ合わせて、勇者は冒険を進めていきます。
「〇〇へようこそ」
「村長の娘が帰ってこないんじゃ」
「町はずれに洞窟があるよ」
一人一人の情報はかなりどうでもいいというか、一片の物語が書けるような内容ではありません。しかし、それをつなぎ合わせて、勇者は自分の冒険を進めていきます。
もし、村人が全員口をつぐんでしまったら、彼の冒険は全く成り立たないでしょう。
そんな村人の一言に、このブログがなればいいと思っていますし、読者のなかから、もしかしたら、世界を変える勇者が生まれるかもしれない。それで十分ではないでしょうか。
そして、サイト内ではお願いしていませんが、もし、この内容に少しでも共感していただければ、ぜひこのページだけは、シェアしていただければ幸甚です。
よろしくお願いいたします。