いまの時代で、幸せを感じる方法

これは結構難しい問題です。

私はいまの世界は、人と比べたときに、幸福を感じにくい世界だと思います。

例えば、キャリアを考えるうえでよく言われる自己実現という言葉ですが、なりたい自分についてのイメージが、いまの世の中では非常に多様です。

これが、自分の村の中から一歩もでないで一生を終えるような人生であれば、例えば父のような立派な漁師になりたい、という自己実現は、比較的簡単だったかもしれません。

でも、それが今のように世界中のライフスタイルや成功者の姿を目の当たりにしてしまったら、そうはいきません。すべての人間がスティーブジョブズになれるわけでも、ビルゲイツになれるわけでもない。そこを目指してしまうと、人間はかなりの確率で不幸になります。

一方で、他人のコミュニティのなかで自分が一番になるための場所をポストや地位にしてしまうと、そこには競争が発生して、それに負けると不幸になります。同期入社で社長になれるのは一人だけ、という話ですね。

これを解決する方法が、ライフログです。ちょっと唐突に感じるかもしれませんが、その状況、その時代、その場所、そのパーソナリティで生きている人間は、自分しかいません、その物語性やら具体性、そういったものを表現できるのは、その人しかいないわけです。

自分が自分であることにかけては誰もが1番です。

ただし、それは自己満足にするだけでなく、それを万人に向けて役立てていくことが、幸せを感じる鍵になると思うのですね。人は一人だけの自己満足では決して幸せにはなれず、絶えず「いいね」を求める生き物です。ただし、それはスーパースターがステージでもらうような「いいね」でも人がうらやむようなセレブな生活からくる「いいね」でもない。その人が無駄に注ぎ込む情熱やら、失敗やら、発見といった生活の具体性の中から、ほかの人が人生に役立つ何かを見つけられたときに発せられる「いいね」です。

これは物語には無駄が多いほど、面白い、ということと同じで、経済的に合成化されていない行動や失敗、まだ商品化されていない工夫などは、その人独自の物語として、他人に参考消費される価値がある可能性が高い。

だかこそ、自分が生活していて感じたこと、その具体性のなかから、誰かに役に立ちそうなことを発信することの意味がある。

70億人のなかの1人としての自己実現に意味を持たせることができる、そんなことを、まあいつもではないのですが、たまにおもったりしていて、このブログを書いていたります。(;^_^A

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