連休初日はあいにくの天気でしたが、おかげで昌平橋からレトロ感満載の陸橋をとることができました。いつみてもこの景色にはグッときます。古くはパトレイバー劇場版でバビロンプロジェクトの陰で荒廃し忘れさられた東京の廃屋にぐっときて、その後、それに近しい雰囲気をこの御茶ノ水から秋葉原の間の雑居ビル群に感じては勝手にぐっときている次第です。
どこかほかにも、そういった場所はほかにもあるのかもしれませんが、寡聞にしてしらず、誰かおススメのスポットがあれば教えてください。
その後、書店をまわり、一冊購入。
岡田斗司夫さんが朝日新聞で掲載した人生相談を、そのメイキングとともにまとめたもの。人生相談って本当に難しいと思いますが、新聞に載るくらいですから「適度に重く」「適度にあるある」感がある、そんなほどよさがあります。自分にも当てはまるものもあったり、自分だったらどう考えるかな、というものもあったり。そんななかでぐっときた文章を一つだけご紹介します。
「幸せとは不幸の回避ではなく、乗り越えるのが楽しい不幸」
岡田斗司夫「オタクの息子に悩んでいます」
誰しも幸福でいたいし、不幸にはなりたくありません。なんとか不幸にはなりたくないな～ってびくびくしながら私なんかは生きているわけですが、岡田先生いわくそうじゃない。人生は「不幸」を避けて通れない。というか、不幸は前提で、それを楽しく乗り越えられたときが幸福なんだ、というこの一文をよんでなんだか本当に心が軽くなりました。
文章で人を幸せにすることってできるんだな、と実感をもって思えてしまう一冊でした。
