サバゲーしていると楽しいかと言われると、反応に困る。
人を撃ちまくれるぜひゃっはー!
という感覚はほとんどない。
嘘です。ちょっとはあります。
しかし、一番面白いのはルールが大分緩い対人ゲームなので、人なり自分なりの地がでておもしろいのだ。
たとえば自分は絶対に先頭を走るタイプではないし、どこに敵がいるかわからないところではひたすら待つタイプだ。
先には動かない。これは何度もゲームをしていると自然とわかる。
そしてヒットをとろうとして一番効果的なのは
ゴールと全然関係ない場所に潜み、
ゴールに向かう人を狙うことだ。ゴールを目指す人はゴールしか見ていない。
一見するとえげつない行為だが、これも集団における視野狭窄を戒める事例といえなくもない。
お互いにゴールに向かうと撃ち合いになり、撃ち合いになれば勝てる確率は下がる。
サバゲーでは撃ち合ったら負けなのではないか
とすら最近思う。そんなことを考えながらやるゲームは楽しい。サバゲーのフィールドはひろく、ポジションもうるさくないので、そんなことをしていても怒られない。うまい人と正面から撃ち合えば必ず負ける。そんなスリルを楽しみたい人もいると思うが、自分はそんなスリルを味わいたい人間でもないこともサバゲーは教えてくれる。
実に奥深いがやりたがる人が少ない。
実にいま、おいしいところがあるホビーなのだ。