サバゲ―をしているというとよく驚かれます。
そんな風には見えない、という反応を喜んでいいのやら。喜ぶとすると、サバゲ―をする人はみんな殺伐としているのか、ということになりますし、悲しんでも同じことです。
確かに、サバイバルゲーム自体はエアソフトガンを撃ちあいますが、しっかりしたフィールドであれば厳しいレギュレーションがあって、安全には非常に気をつかっています。
そのなかで、お互いにチームに分かれて、フラッグを狙ったり、殲滅戦といって相手が0人になるまで戦ったり、というゲームを楽しみます。
そして、そこでは、普段使わない筋肉を使います。
あそこに影に誰かいるのではないか、影が動いた、弾がとんできた方向はどっちだ。いま顔を出すと撃たれる、などなど普段椅子に座ってデスクワークをしていると使わない思考です。もちろん、物陰に隠れたり、顔を出したりひっこめたり。まずサラリーマンが会社で使うのとは別の筋肉です。
それがまず、面白い、というのがあります。
サラリーマンが使わない筋肉を使いたいなら、別にフットサルでもやれよ、ということがあるかもしれませんが、サバゲの面白さはそこに道具が介在しているところです。
エアソフトガンは銃刀法によって出せるパワーが決まっていますが、その形状は様々ですし、カスタムの余地も人によって様々です。
そういうツールライクな要素もあって、ちょっとオタク的な楽しみ方ができるのも、サバゲの魅力だと私は思っています。
つまり、調べたり、学んだり、あとは投資したり(笑)エアガンオタク、というのはあっても、フットサルオタクってあまりきかないと思います。
実際に実在する銃や装備だけで固めてもいいし、自分なりの世界観をつくってもいい、チーム戦になれば、戦術要素もでてきて、フィールドによって遊び方も違う、というゲームで言うところの「やりこみ要素」がサバゲ―はほかのスポーツに比べて高いと思うのですね。
その意味で、最近はやりの「キャンプ」人気に近いモノを感じます。
普段と違う場所で、自分が考えたお気に入りのギアをつかって過ごす。ソロキャンプなどは同じ理由で憧れます。
スポーツのような体一つのストイックさはなくても、道具に凝ったり、自分なりの世界観をつくったり、サバイバルゲームはそういった点で飽きの来ないゲームのように、懐の深い遊びだから、私は好きなのだと思います。