アニメ版『BEATLESS』第21話 感想「人間を舐めないでください」がなかった

アニメ版のビートレス第21話「A Reason of own」をアマゾンプライムで観ました。

屋上で追い詰められ、レイシアの手を取れなかったアラトが、ミームフレームに拘束されていた場所から堤美佳に連れられて海内紫織がいる病院へと向かう。

まあ、そこでやり取りは、お約束としていいのですが、ここで海内紫織がいう印象的なセリフ「人間を舐めないでください」がカットされていたのは残念でした。

すべてがレイシアによるアナログハックによるものだ、という妄想?から抜けきらないアラト。そんな、紫織の言葉や行動までも、レイシアに仕組まれているんじゃないのかと、半ば自嘲気味にいうアラトに紫織がいうセリフだったのですがこれがなくなっていました。

それに、原作では、このときの話の流れはまさに「こころをもつ人間の意地」と紫織が表現したように、「人間」というものに軸足の乗った話しになっているのですが、アニメバージョンは「人間も嘘をつく」「隠し事もする」というように、微妙に人間とhIEは変わらない、という話にすり替わっていたよに思えます。

人間もhIEもそんなにかわらないでしょう

というアニメと

人間なんだから心に正直になればいい

という原作で、ちょっと解釈というか流れが違うかな、という気がしました。

個人的には原作の流れが好きだったのですけれど、これがアニメ版の解釈ということなのでしょう。こういう違いを比べながら見ていくのも原作物の醍醐味ですね。

インターミッションが多くなって心配ですが、ぜひ最後まで駆け抜けていただきたいですね。応援しています。

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