使用2年目になるカナダグース、その暖かさは本当に折り紙つきです。
いつも近所を出歩くときは、ノンブランドのダウンジャケットを着ているのですが、今日のような底冷えするような寒さの日は、ダウンを着ていても寒さを感じます。
そんな時でもカナダグースなら全然寒くありません。ダウンによってこれほど違うモノかと驚くほどですが、リブのついた袖口からは冷気が侵入することもなく、ファスナーを首元まで上げてしまえば首回りも安心です(あまり上げ過ぎてファスナーが噛んでしまうと怖いので、私はファスナーはゆったりめにしてレッグウォーマーをつけるので気に入っています)
そんな完全無欠の暖かさを誇るカナダグースですが、唯一の欠点ともいえるのが、着ていることで起こってくる生地の白化です。
そして、この白化現象、カナダグースはこれが非常に起こりやすい生地なのです。しかもカラーがブラックであればなおのこと。私のカナダグースはまだ着用2年ですからほとんど目立ちませんが、これかな、というものが袖口に少しだけみられるようになってきました。
これは、生地の繊維がこすれあうことで毛羽立ち、光が当たって白く見えたり、繊維の内部で染料がいきわたっていないところが表面にでてきてしまうことによっておきる現象といわれています。
東京都クリーニング生活衛生同業組合さんのHPによれば
日常的な着用や洗濯という行動をする限り、「白化」は素材の特性上避けることは出来ない
とのことで、それを避けるにはなるべく濡れたままでは着ないこと、連続着用をさけることなどがあげられています。あとはショルダーバックのひもなど衣類と触れ合うこものを使うときも注意が必要です。私は土屋鞄のトートバックを愛用していますが、肩口の紐が細目なので、カナダグースを着るときは使わないようにしています。
あるクリーニング店さんのサイトでは、これを汚れだとおもって、「洗えば綺麗になるはず」といって持ってくるお客さんが多いのだとか。毛羽立ちであれば、水がつけば一時的には目立たなくなるかもしれませんが、それも一時のことですし、濡れた状態での着用が症状を悪化させることもあるわけですから、これはもう「エージング」として受け入れるしかないでしょう。
ブラックカラーを愛好するならなおのことですね。