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フルサイズ
ひとつめの決め手はフルサイズであること
フルサイズとはデジタルカメラの撮像素子の大きさを指す言葉で、35mmフィルムの画面(縦36mm×横24mm)サイズと同じ大きさのイメージセンサーがついているデジカメを「フルサイズ」と呼びます。
イメージセンサーというのは、レンズから入ってきた光を電気信号(デジタルデータ)に変換するカメラの心臓部。これが大きければ大きいほど受け止めることができる光の量が増えるので、色の再現性や空気感、ボケ具合など、高精細な写真を撮ることができます。
ただし、このイメージセンサーが大きいということは、それだけ筐体も大きくなり、カメラの価格も高価になります。
そのため各社が出している一眼レフデジカメのエントリーモデルのほとんどは、フルサイズではなく、ASP-Cやフォーサーズ、マイクロフォーサーズといったイメージセンサーの小さなものです。
イメージセンサーが小さいと、その分筐体はコンパクトになり、価格も下がっていきます。(レンズが交換できる以外は、コンデジに近づいていく、と考えるとイメージがつかみやすいでしょうか)
α7sはそんな一眼デジカメのなかでもフルサイズのイメージセンサーをもつ上位モデル。ASP-Cでもたくさんのいいカメラがでていますが、可能な範囲で「最もいいモノ」を導入しないと、結局のところ「本当はあれがよかった」と後悔することになります。
また、今回の目的はライフログのビジュアル面を強化することでしたから、色の再現性や綺麗なボケなどで、できるだけモノがもつ空気感を再現したかったことから、最上位のフルサイズの一眼デジカメを導入することにしました。
ミラーレスであること
つぎに、決め手となったのは、α7sがミラーレスであること。
ミラーレスデジカメはレフ(鏡)がないため、筐体がコンパクトになっており、前述のフルサイズカメラの大きくてかさばる、重い、といったデメリットを払拭できます。
フルサイズカメラに興味があっても、大きくて重たく、持ち歩きに難があるのでは、結局持ち歩かなくなってしまって意味がありません。
ミラーレスカメラについては詳しくはこちら

α7sはコンパクト!フォーサーズのオリンパスE-520と比較してみた記事がこちら

超高感度であること
最後の理由はα7sが超高感度なカメラであること。
どれくらい高感度かというと、ISOの最高感度は
ISO409600
四万ではありません
よんじゅうまんきゅうせんろっぴゃくです。
もう異次元の数字です。
ほとんど真っ暗といってもいい場所でも撮影できてしまう超高感度カメラ。
別に暗闇で写真が撮りたいわけではりませんが、これ一つあれば夕暮れの街中、夜のネオン街など、どんな場面でも取りたいときに写真を撮ることができます。
この安心感。しかもただやみくもに明るくなるわけではもちろんなく、暗いところはあくまで暗く、α7sは被写体を自然な光で拾ってくれるカメラです。
フルサイズでコンパクト、時間と場所を選ばない超高感度
この3つが、α7sに決めた理由です。
ちなみに7sⅡは価格が高いわりに
・4K動画に興味がない
・最高画素数も変わらない
・手振れ補正もこれだけの超高感度だと、キタコレ感もない
・だが、当たり前だが、高い
ということで、役割としてはα7sで必要にして十分と判断しました。