おはようございます。
先週末にZOZOスーツが届きました。
いつ注文したかも忘れてしまいましたが、発表直後で、あの未来バージョンがくるものだと思っていたので、水玉スーツになってずっこけたうちの一人です。
でも、この方がより正確に、そして安価に計測ができるということで、読売新聞の記事によると、先に発表されたスーツの採算が合わなくなり、善後策を研究した結果、この水玉スーツのアイデアをZOZOTOWNは3億円で買ったとか。考えた方もすごいですし、採算が取れないとわかって、この水玉スーツを間に合わせた前澤社長も本当にすごいですね。
そんなわけで、水玉スーツ。早速開けてみましょう。
ZOZOスーツ開封の儀
送付はこのパッケージの裏面に宛名シールが張られた状態。家族には、「ZOZOスーツを頼んでいた」ことが一撃でばれました。
中身はこんな感じです。
上下にセパレートされたデザインです。
計測するためにスマホを立てかけるスタンドが付属。
出色なのが、計測のための音声アプリ。ZOZOTOWNのアプリのなかに入っている機能なのですが。カメラと連動し、音声で「もう少し前に」とか位置の指示をしてくれます。
動画でスーツを着る際のポイントガイダンスもあるので、スーツの着方もわかりやすい。
計測は簡単で10分ほどで終了
計測は、スマホからの音声ガイダンスにあわせて、時計回りで12時の方向から、1時、2時、3時と少しずつ体の向きをかえていきます。そのたびに「カシャ」とカメラの音がして、12回撮影をしたらおしまい。
計測結果はこんな感じで表示されます。(一部モザイクをかけてあります)
で、これをどうするのかというと、このデータをつかって、ZOZOTOWNのプライベートブランドのスーツやジーンズ、ワイシャツやTシャツをその場でオーダーすることができます。
体形から計算されたサイズが表示され、ポチるだけ。
でも何も買わない(苦笑)
せっかくだから注文しようかとおもいましたが、ジーンズもポロシャツも、スーツも、すべて現役のお気に入りがあるので、いまは思いとどまりました。必要のないものを購入するのは無駄ですからね。
それにスーツの記事やジーンズのクオリティも気になります。
せっかく実測がわかったので、他のサイトで必要な衣類を探そうかとおもったのですが、正直なところブランドによって、また衣類の種類によってサイズの表記がことなるので、計測サイズだけだとちょっと購入に踏み切れません。
例えばジーンズだとウェスト32インチと30インチの展開があった場合に、自分のウェストサイズだとどっちがいいのか、というのはやっぱり試着してみないと実際のところはわかりません。実測から衣類のサイズを割り出すための塩梅がブランドによって違うという問題があるのです。
その意味でもやはりこの実測値が力を発揮するのはZOZOTOWNのプライベートブランドということになるでしょう。
PBがどこまで広がるかがカギ
今後、ZOZOTOWNのプライベートブランドの充実がカギです。そのほかの有名ブランドもこの実寸データの供給をうけ、オーダーメードするようなことになれば、ZOZOTOWNは単なる小売りにとどまらず、モノづくりの根っこを握ることになるわけです。
ただ、個人的には、ジーンズやワイシャツなどデザインの余地があまりないベーシックなものなら多品種少量生産もできるでしょうが、現状のアパレルの多様性をカバーするほどのラインナップが続いていくかというとちょっと微妙かなという気がします。
人と違うものを持つには、カスタムか、ファウンディングか
多様性をカバーするためにお金がかかるから、その資金は欲しい人が出し合う、という方向性に進むのか。それともカスタマイズ、という形で本当の一品ものを個人が作りこんでいくかたちになるのか。
このあたりを考えていると楽しいですね。
ベーシックなものは自分の体にぴったりのものをネットでまとめ買い。個性的なものはクラウドファウンディングで資金が集まったモノを生産して無駄をなくす。もしくは自分が既製品をカスタムする、そんな方向性になるような気がします。