秋葉原とパンパースとミニオンズ君をめぐる冒険

昨日、仕事帰りに秋葉原に出た。

というもの息子がお気に入りのミニオンズのポップコーンバケツを壊したのだ。

これはUSJでしか買えない一品で、うちの母がなぜかUSJで孫にとかって来た。目玉がぐりぐり動くので、嫌がるかと思っていたが、実に気に入って、一緒に寝る、保育園の登園バックにするなど三面六臂の活躍をしていたミニオンズ君。

が、壊れた。

正確には足が取れただけだが、息子はぎゃん泣きしたあげく「お父さんが直してくれる」と言ったという。

普段、目もくれない父の偉大さを示す

時は来たれり!

往年のワタクシならば、LEDライトで固まるロックレーザーと呼ばれる超強力パテで一瞬で直してみせるところ。

しかし、いまの我が家にはそんなものはないのである。

模型から離れてすでに3年が過ぎていた。

というわけで、冒頭に戻り、趣都秋葉原で久しぶりに模型店に顔を出そうと思ったのである。

息子のためであって、

断じてマイプレジャではないことを再度お断りしておきたい。

が、ないのである。

全然なくなっている。ボークスのホビー館はよくわからない緑地になっている。外人がたむろしている。

では、万世警察署のそばのラオックスはどうか。全然品揃えが変わっている。完全に中国人の爆買いにシフトしているではないか。ガンプラがやまと積まれていた一階には、

パンパースが積まれている。

日本製のツムツムはそんなにもよろしいか?免税で買うほどのものか。

責任者出てこい。

模型フロアもあるにはあるが、プラモデルを売っているのに工具がない。

百歩譲ってロックレーザーがないにしてもニッパーもないとはこれいかに。

町中に外国籍の方があふれていたこともびっくりしたが、久しぶりにきてみて、硬派な模型店の凋落ぶりにひいた。

さまようこと1時間。

新しくなったラジオ会館で、唯一気を吐いていたイエローサブマリンで、ロックレーザーを見つけた。ここは芳賀一洋先生の作品が展示販売されているほどの聖地。ここだけは裏切らない。

無事ミニオンズ君は復活した。

まあ、自分だって3年は何も作っていないわけだから、まったく言えた義理ではないのですが、これだけ模型店が減ってしまうとは。しかもその変わりがパンパースとは。

せめてムーニーだろそこは。

※この記事は昔書き散らしていた日記を筆修正したものです。

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