ダイハツのタント。二年前に購入した中古車で、前の持ち主は80才のおばあちゃんとのことで、ファーストオーナーの手をなぜ離れたのか、いまそのかたがどこでなにをしているのか、ところで、この助手席のシミはなんだろうかと、さまざまにイマジネーションをかきたててくれるマイカー
の
バッテリーがあがった。
本日静岡に帰省し、扠かえるべしとエンジンをかけたところ、カカカカカカカ!という音がしてご臨終した。
妻方の生家で、親族が集まる席でのできごと。女系で、いならぶ男どもは全員血縁ではないが、うちのタントちゃんが庭先を塞いでしまったばっかりに、総出で
押す。
ニュトートラルで、押す。
はじめての共同作業。心がひとつに。
その後、ロードサービスのお兄さんがきて、エンジン始動。帰りはエアコンつけないで、一時間くらい走ればおけとのこと。ありがとうロードサービス。
汗だくのドライブで、自宅へ。エンジンをきり、立体駐車場を上げていざ入庫。
カカカカカカカ!
カカカカカカカ!
なんと!
にどめのロードサービス。バッテリーチェッカー持参。
テストテスト。バッテリーテスト。
バッテリー健全性0%
エンジンを切るともう二度とかかりませんよ?と言われる。
走りつづけろと?
そんな、映画が昔あった。
ハッピーエンドだったろうか?