キングダム王輝将軍、西荻窪に現る

最近のスマホは広告を記事中に差し込んでくる。レスポンシブ広告の場合は、記事がどんな内容かによらず、こちらの興味にあわせて自動的に広告が選択されて挿入される。そのため、観ている側からすれば、興味のある広告が出てくることになり、それはそれで結局のところ、広告主の利益にもなるのでウィンウィンなのだが、そこで置き去りにされるのが「記事そのもの」である。

上記をご覧いただきたい。記事の内容を読みながら飛び込んでくる「王輝将軍」のごく自然なさまを。これはもう、完全に記事と一体になっている。というか記事そのものの内容だと私は完全におもった。そして吹いた。これでわが軍は三年くらいは戦えると思うほど笑った。西荻とんでもない街だと。

しかし、冷静に考えればこれは広告なのである。私がキングダムを好きで、そんな私の訪問に、東洋経済さんに設置された広告枠が反応してくれたものと思われる。かわいそうなのは記事である。

雑誌広告などだと、いわば記事の内容にそって、対頁にさりげなく関連した内容の広告があったりして、それはそれで自然で粋なモノであったと思うのだが、近年のこれはまったく記事と関係ないか、このように完全に別の意味でマッチして笑いを誘うかのどちらかである。

いずれにしても面白くはあるが、美しい誌面とはいえない。

ついついいまでも雑誌を買ってしまうのはそんなことも理由の一つなのである。

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