オールデン53501の経年変化についてご紹介します。
オールデン53501は、定番といわれる990と同じプレーントゥですが、ラスト(木型)は990がバリーラストであるのに対して、モディファイドラストと呼ばれる矯正靴をルーツに持つ独特のものです。偏平足の反対とでもいいましょうか、土踏まずの部分の堀が深い人向けに、土づ踏まずの部分を持ち上げるような形になっています。
ですから、どちらかといえば偏平足の傾向がある日本人が履くにはちょっとどうかな、というラストですが、逆に日本でなぜかとても人気がありますね。個人的には常時青竹踏みをしているような感じになると思うのですが…。日本人の足に合った、というセールストークをみると「???」という気がしてしまいます。私の勉強不足かもしれませんが。。。
ただし、内向きにシェイプされたシルエットのため、形はとても気に入っています。艶もいい感じになってきました。
購入当初はバーガンディ、というよりは秋ナスのようだ、と思っていた色合いも、購入して3年近くたって、バーガンディ(ワインカラー)と呼ぶにふさわしい色落ちをしてまいりました。光の加減も多分にあるのですが、天気のいい日などは結構「赤い靴」に見えますので、会社に履いていくのはちょっと難しいですね。
会社に履いていくのは975がぎりぎり。主に、53501は休日のジーンズの時に履いています。
こちらが、975こちらはまだ購入して2年たっていないくらいなのですし、アッパーの部分がまだ濃い色合いなのでぎりぎりセーフ。とはいえ、カジュアルよりなので、会社もジャケットのときにしか履けませんが(;^_^A
基本的には無色の乳化性クリームでたまに磨いているだけなので、色落ちはそのまま。傷がついたときに補色するために、一応バーガンディカラーのクリームも持っていますが、ほとんど使っていません。
ナスからワインへ、経年変化といっておおらかなに見守ることができないといけないことを考えると、これはやはり結構趣味っぽい靴といえるのかもしれませんね(;^_^A
日光の下ではこんな感じです。