廃村に泊まろう 大平宿③ 宿泊編

【東京→飯田市】

東京都心から車で4時間30分で長野県飯田市の山中にある、大平宿に到着する。

今回は東京からレンタカーを借りた。

ついでに交通費について触れておくと

1泊2日の行程で、6人で行ったので、ミニバンサイズをレンタル。その経費が6万円程度なので、一人交通費で1万円。高速はETCを使えば5000円程度、往復で1万円。ガソリンは途中給油が1回で返却前の給油が1回あるので、これも1万円見ておけばいいだろう。

【飯田市→アルススポーツ】

大平宿にはいまは誰も住んでいない。各古民家は施錠されているので、保存会のあるアルススポーツという登山用品店に行って、最初に鍵を受け取る必要がある。

〒395-0004 長野県飯田市上郷黒田360-6

※2016年8月に店舗を移転しており、これはその時点での最新の住所。ネットには古い住所の情報も散見されるので、注意が必要。

また、営業時間も10時30分と記載されているホームページがあるが、我々が行ったときは、営業時間は11時30分からだった。これも注意が必要だ。あまり早くいっても、開いていないので鍵を受け取ることができない。

保存会では、事前にFAXしておいた申込書を、持参すればOK。鍵を貸してくれて、この時点で薪を購入する。薪は一束500円。風呂も沸かし、囲炉裏も使うのであれば、1泊3束でいいと言われたが、先にも書いたとおり、4束くらいはほしいかもしれない。

【アルススポーツ→キヤラ(スーパー)】

鍵を受け取ったら、道中にあるスーパーに立ち寄って、現地調達になっていた生鮮食品や酒類を買い込む。キラヤというスーパーに寄った。肉類や野菜、お酒などはここで買えばOK。

【一路大平宿へ】

アルススポーツから大平宿のある山中までは、さらに車で40分ほどかかる。この道程はかなり曲がりくねった山道で対向車とすれ違うのが難しいところもあるので、ドライバーの方は要注意。途中である程度いくと携帯電話の電波が入らなくなる。

※大平宿は廃村で、確定的な住所を今回調べることができなかった。

グーグルで「大平宿」で調べると、保存会の住所がでてくるので注意。

予約方法について訂正あり

【大平宿到着】

こちらが今回宿泊した「からまつや」。

※今回はここまで、また加筆します。

中はおもったよりもとてもきれい。とはいえ、入ったらまず掃除をする。

からまつやには箒などは、残っており、それを使うことができた。ただ、他の古民家の設備は確認していないので、我々が訪問した際のからまつやには、これらの設備があった、ということでご理解いただきたい。

※持って行った方がいいのは、ぞうきん。床は基本的に煤で汚れているので、前の人の掃除の状態にもよるが、良く絞ったぞうきんで水拭きをお勧めする。

こちらは囲炉裏に網をおいて、棒つきウィンナーを焼いているところ。

囲炉裏は広いので、鍋を置くスペースと、そこから少しずらして、こうして網を置くスペースも確保できる。台はそばにあった石を適当に積んで作った。

こちらはからまつやにあったかまど。普通に使うことができる。ここではネットがつながらないので、かまどでのコメのたき方などは事前に調べておくといいだろう。

※お米をたく方は当然持っていくのかもしれないが、我々が持って行かずに往生したのが「しゃもじ」かまどはあっても、しゃもじはないので、お米をたきたければかならず持参しよう。

これが水場。前の利用者だと思うが、洗剤がそのままんのこっていた。スポンジなどもあるのだが、これはそのまま使う人はいないと思おう。鍋を洗ったりするスポンジは持参した方がいい。

ここで風呂をたく。風呂場の写真はないが、結構近代的なユニットバスのような外観になっており、そこに水を張った後、ここで薪を燃やすと、熱が循環してお湯がだんだんと温まる。1時間以上はかかっただろうか。薪風呂には違いなく、格別。

からまつやの外には、衛星公衆電話がある。確かに、電波のつながらないところで、急病などになった場合、救急車などを呼ぶことができない。貴重なライフランといえる。

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