前回に引き続き、廃村に泊まるお話を続けたい。
大平宿で泊まる古民家は、いずれも民宿ではないので、生活に必要な最低限の道具は自分たちで持参しなくてはならない。
ざっとあげるだけでも
【日用品】
・洗面用具(風呂はあるが、シャンプーなどの使用は不可)
・タオル類
・着替え(たとえ一泊でも着替えは必須、囲炉裏の煙にいぶされて、服はすごい匂いになる)
・防寒具(9月に行ったが夜は寒い。シュラフも借りられるが、長袖は必須だった)
・ゴミ袋(ゴミはすべて持ち帰りなので、ビン、缶、燃えるゴミ、燃えないゴミ4袋は必要)
・トイレットペーパー
【調理する場合】
・鍋(今回は土鍋を持ち込んだ。鍋の素を買っていけば、野菜を切って煮るだけ)
・フライパン
・網(アマゾンなどで1枚使い捨てを買っていくといい。30センチ×30センチくらいで十分)
・菜箸
・お玉(土鍋を持ち込んで鍋にしたのだが、完成後、よそるお玉がなかった)
・しゃもじ(お米をたくためのかまどと釜はあるのだが、炊き上がったときに、しゃもじがないと悲劇)
・包丁、まな板
・ヤカン
・各種材料に調味料
・マッチやチャッカマン
・新聞紙
・割りばし(火をおこすときにいきなり薪には燃えつかない。余分に持って行って小枝の代わりに)
・懐中電灯
などが必要なってくる。鍋を受ける金具は「からまつや」にはあったが、もしなければ、適当な石を拾ってきて、囲炉裏に簡単な台をつくってもいいだろう。
【電気】
裸電球があり、古民家とはいえ、電気はつく。
ちなみに、これは「からまつや」の場合だが、コンセントはある。
ただし、アンペアがどれくらいのものかわからないので、あまり電力を食うものは避けた方がいいだろう。今回われわれはパソコンを使ったのだが、それは問題なく使用できた。
【水】
これは一応水道が使えるので問題ない。
ただ、残す会のホームページには断水の場合、という記載があるので、ペットボトルで2リットルの水を×2~3くらい買っていけば安心だろう。
【風呂】
薪で沸かす風呂がある。これはまた後程詳しく触れる。
【シュラフ】
1人1000円で、残す会が貸し出してくれる。なかなかしっかりしたものだった。
【薪】
1束500円で、当日、残す会で買う。小ぶりの段ボールに、薪が10~15本程度入っている。これで1つ500円。今回は風呂を沸かし、かまどをつかい、囲炉裏も使ったので3箱買った。残す会の方は、3箱で十分と言っていたが、初心者で、あまり効率的に火を燃やせない場合は思ったよりも、早く燃えてしまうこともある。感想としては4箱くらい買ってもよかった。
以上が持ち物編。
次は、実際に泊まった際の様子をアップしたい。