式根島へ行こう③ 恐怖のジェット船

恐怖のジェット船

式根島へ向かうために、朝7字に竹芝客船ターミナルへ。

浜松町駅からは徒歩七分程度。ゆりかもめ竹芝駅なら徒歩1分の距離です。ネット予約していても、出発の15分前には乗船券に引き換えなければなりません。

チケット売り場は出発前には列が出来て混雑しますから時間には余裕をもっておいた方が安心です。

チケットを引き換えたら半券部分に名前や住所、連絡先などの必要事項を書き込みます。代表者の名前は印字してありますが、それ以外は空欄なので、この記入した内容が同乗者名簿になるのですね。

皆に書いてもらう時間もいりますから、チケット引き換えはゆとりをもって30分くらい前には到着しておいた方が安心です。(ハイシーズンならもっと混んでいたかもしれませんね)

さあ、チケットの準備が完了したらBゲートから出発です。船に弱いかたは必ず酔い止めを飲みましょう。(理由は後述)

ジェット船というのは、ジェットエンジンを積んだ船です。(ちなみに、このエンジンはボーイング社のライセンスを受けて川崎重工が作ったものとのこと)

詳しくは、東海汽船のホームページをみていただければわかりますが、この船の走行形態には一般の船のように船体が海に接した状態で走る「艇走」と一定のスピードで船体が浮き上がる「離水」(アナウンスではテイクオフといっていました)そして完全に船体が浮き上がり水中翼だけが水の中にある状態で走行する「翼走」という状態があります。

テイクオフした後は、船体は水面に接していませんから、揺れもほどんど感じません。感じたとしても舟の揺れというよりは、本当に飛行機に乗っているときに感じるような揺れです。

テイクオフした状態なら、ほとんど横揺れは感じられません。船が苦手、という人でもこのジェット船なら大丈夫ではないでしょうか。(実際には、一概にそうとも言えない部分もあり、これはひっぱって恐縮ですが後述します)

ちなみに、シートは結構きつきつ。飛行機のエコノミークラスをイメージしてもらえれば近いでしょう。

シートの感じもひと昔まえの国内線のエコノミーといった感じです。ちなみに、番号が書いてあって指定席です。

一緒に予約すれば、連番になりますから、前後に分かれたりはしますが、メンバーがてんでバラバラにすわるといったことにはなりません。

そして、驚くのが飛行機張りに「シートベルト着用ランプ」が存在すること。先ほど書いたとおり、ジェット船は、航行中の大部分を船体を浮かせて高速航行しています。ですから、基本的にはずっとシートベルト着用が必須。テイクオフして舟が安定するまではトイレにもいけません。むろん、甲板にでたり、窓を開けたり、デッキで外の景色を楽しむ、ということは一切できません。



3時間基本的に席で座りっぱなし。確かにフェリーに比べて早いですし、揺れもすくないのですが、子どもさんなどはもしかしたら、じっとしているのが少しつらいかもしれませんね。ちなみに、船の中はWi-Fiがありますが、つながりにくいように感じました。

エンジン緊急停止、一撃で船酔い

そんな揺れないジェット船ですが、途中、1時間半くらいたったところで、すごい衝撃とともに、エンジンが緊急停止。アナウンスによれば「エンジンの緊急停止装置が作動した」ということですが、なんで作動したかのアナウンスはなし。

再起動まで3分ほどかかるということでしただ、その間がまあ揺れる揺れる。天候が悪かったこともあるのですが、

着水した船体はかなり激しく揺れ、

この時点で酔い止めを飲んでいなかった(乗り物には自身があった)

友人がこの短い間で船酔いになりました。

大型の海洋生物と接触したのではないか、と話していましたが、本当のところはわかりません。ちなみに、帰りの便ではこうしたことはなく、至極快適。

ただし、途中で大島などに立ちよるときなどは、接岸前は艇走になりますので、それなりにゆれます。大部分は快適ですが、ジェット船にのる場合は、乗り物に弱い人は酔い止めを飲んだ方がいいでしょう。

続きもぜひご覧ください

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