ブランドマークは一つだけ
最近、気が付いて、改めなければな、と思っていることがあります。
桃太郎ジーンズの二本のストライプ、カナダグースのワッペン、それぞれ独立してみれば何の問題もないのですが、この二つが合わさるのは、いただけないかな、と。
ロゴというのはそもそもがきわめてカジュアルな存在なので、バランスが悪いのです。
礼服に、ブランドのロゴが付いているものはありません。スーツでも、たとえ、それがブルックスブラザーズのものであっても、スーツの右胸にロゴはないでしょう。ワイシャツがぎりぎりです。そもそもワイシャツは下着ですから、ジャケットを羽織ればたとえ、ロゴがあっても見えません。ネクタイにワンポイントがぎりぎりのところでしょう。
一方でカジュアルスタイルは、ブランドロゴが百花繚乱。ナイキのスウォッシュ、ビックポロ、なんでもありです。しかし、それがいくつもあるのは、カジュアルにカジュアルを掛け合わせているようなもの。欲も悪くも主張の強いモノですから、カジュアルスタイルであっても、外にみえるブランドロゴは一つまでにしないとバランスが悪くなります。
夏場に、無地のポロシャツと桃太郎ジーンズの取り合わせは非常によかったのですが、冬場にアウターと合わせるときは、アウターの主張が強いときは、二本線のない、モノも一本あるとよいかな、といま思案中です。