神アニメ『プラネテス』は〇〇〇こそみるべき

『プラネテス』というアニメーション作品をご存知でしょうか?

この作品は、2070年代の国際宇宙ステーションを舞台に、宇宙のゴミ回収を生業とする宇宙飛行士たちの生き方を描いた群像劇です。

時代は2070年代(2075年以降)。人類は宇宙開発を進め、月面でのヘリウム3の採掘など、資源開発が商業規模で行われている。火星には実験居住施設もあり、木星・土星への有人探査計画も進んでいる。毎日、地上と宇宙とを結ぶ高々度旅客機は軌道上と宇宙とを往復し、宇宙ステーションや月面には多くの人たちが生活し、様々な仕事をしている。しかし、長い宇宙開発の歴史の影で生まれたスペースデブリ(宇宙空間のゴミ。廃棄された人工衛星や、ロケットの残骸など)は軌道上にあふれ、実際にたびたび旅客機と衝突事故を起こすなど、社会問題となっていた。(ウィキペディア同あらすじより)

使い終わった人工衛星やシャトルが切り離した部品などによって発生した宇宙のゴミはスペースデブリと呼ばれ、ねじ一本でさえ、高速で飛来すればスペースシャトルを損壊しかねない危険なモノとして、デブリ屋と呼ばれる彼ら宇宙飛行士が日夜回収を続けています。

サラリーマンこそ見るべきアニメ

この作品の魅力はなんといっても、主人公のハチマキがサラリーマン宇宙飛行士である点です。もちろん、現在の宇宙飛行士も国益を担って飛ぶわけですが、まだヒーローというイメージが強い。しかし、2070年には宇宙には多国籍企業が進出し、その中ではたらく彼ら宇宙飛行士はれっきとした社会人であり。サラリーマンです。

まだ、宇宙への憧れと宇宙飛行士への尊敬の残りががあった時代に少年期を過ごし、宇宙に上がってきた彼らの世代は宇宙飛行士がサラリーマンであることを知っていながら、いまだに夢みたいな理想も心のなかにはくすぶっています。

いつかは自分のロケットを手に入れるという理想を持ちながら、現実のなかで折り合いをつけていこうとするハチマキを揺さぶる存在として登場するのがヒロインの田辺愛。新米宇宙飛行士の彼女はことあるごとに「愛です、愛があれば!」と理想主義全開の言動でハチマキとぶつかります。しかし、もともと高い理想を持ち、不良社員ながらも宇宙飛行士として高い技能をもつハチマキは先輩社員として田辺とぶつかりながらも、次第にお互いを理解し、それぞれが成長していくというストーリー。多彩なデブリ課のメンバーのストーリーへの絡ませ方も非常にうまい。

彼らの個人的なお話と、物語のなかで事件が毎回綺麗にリンクし、その解決とともに登場人物たちがひとつづつ成長してく様子は、ストーリーテリングのお手本のような作品です。

いつみても飽きません。

学生の方にももちろんお勧めですが、私のようなサラリーマンの方にもぜひ見て欲しいさ作品です。なんだか、連日アマゾンさんの宣伝のようになってしまっていますが、いま(2017年12月2日)ならアマゾンプライムで無料で視聴できます。

この年齢でアニメは、という方にこそ、ぜひ観てほしい作品です。

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