フェローズのバンカーボックスを一躍有名にしたのは佐藤可士和さんだと思います。
この本のなかで、佐藤さんが書いていたのが「形をそろえる」ことの重要性。そうするだけで、空間が非常にシンプルに、整理されてみえるようになります。
佐藤さんの事務所の倉庫にもこのフェローズのバンカーボックスが大量に並んでいますが、整然として美しく、初めてそれを本で見たときは衝撃を受けました。
依頼、このバンカーボックスのファンです。
モノをしまうだけでは「整頓」ではないの? と思う方もいるかもしれませんが、この白い箱に入れることによって「整理」されているのは「情報量」です。
そのままむき出しで置いてあると、雑多な顔を持ったものが視界に入ってきて、その分、私たちには「情報の負荷」がかかります。
それをこの白い箱にいれることで、形をそろえ、外観をシンプルにし、情報負荷を減らすことができるので、空間がぐっとシンプルになり「整理」されて見えるのです。
写真では本棚の上によこに並んでいますが。縦に積み上げることも可能です。耐荷重量は30キロで、小学生低学年の子供が乗ってもつぶれません。
たとえモノがあっても空間にあふれ出る情報量を整理できれば、部屋のなかはぐっとシンプルになります。