シンプルライフ整理術

また、例えを交えて考えてみましょう。例えば、あなたがサッカー選手だったとして、野球のバットのコレクションを持っていたら、毎日は充実するでしょうか?答えはNoでしょう。これは多くの方が、イメージがつくと思います。

では、野球のグローブが、毎日の試合で使い切れないだけあったとしたら、どうでしょうか?そもそも、毎日毎日、違う種類のグローブを使うでしょうか。それよりも、手になじんだたった一つのグローブを使い込み、自分になじんだ状態でつかい続けた方が、より愛着もわき、野球選手として充実したプレイをすることができるのではないでしょうか。

大切なのは自分の目的と、モノを一対一の関係で結ぶこと。一つの目的のためには、一つのモノ。この関係が強固であればあるほど、モノと私たちの関係は充実します。

整理をするコツは、この関係を見直してみること。例えば、傘が何本も家にあるのはなぜでしょうか。雨の日にさすという目的は1つのはずです。まだ雨が降っていないときに鞄に入れていく折り畳み傘と、すでに雨が降っているときに持って出る大きな傘、この二つがあれば十分なはずなのに、傘立てには何本も傘が並んでいる。ややもするとビニール傘だけで2~3本あったりすれば、もうモノと自分の関係は破綻しています。使わない傘は本当のお気に入り以外はすべて処分する。(自治体によっては粗大ごみで回収してくれます)そして、1本しかない傘であれば、大切に扱い、置き忘れてくることもないでしょう。

これは傘でなくてもペン立てのペン、靴箱の靴、クローゼットの洋服、すべてのモノに当てはまります。このモノにはどんな役割があるか、それは唯一無二のものか。それを考えながら整理をしていけば、おのずと身の回りには本当に必要なモノ、だけが残るようになるはずです。

 

2.出番が決まったら、思い切って投資する

時計や靴、カバンなど、男性でも身の回りのガジェットはついつい増えていきます。そういうものを整理するときは、必ずそのモノの出番について考えてみましょう。

これはどういうときに使うか。休日に出かけるとき、近所にふらっと出かけるとき、雨が降っているとき、それぞれのシーンで明確に出番があるもの以外は、手放しましょう。そのとき、できるだけ兼用できないかも考えてみます。

私は、夏場に電車に乗らなくても済むような近所を歩くときと、ビーチリゾートなどに旅行に出かけたときに履くのはレインボーサンダルと決めています。このサンダルは一見普通のビーチサンダルですが手造りで、いつでも修理してもらうことでき、底の革は徐々に足になじむため、どんどん履き心地がよくなる優れものです。ビーチサンダルとしては高級品の部類に入りますが、近所を歩くときも歩きやすく気分がよくなります。こういうときに適当にかったゴム草履などを履かない。

出番を決めたら、経済的な事情の許す限りで、質のよいものを1つ買う。無駄なものを買わないことで、結果的には安上がりになりますし、何よりもその場面で最高のモノを使うことができるので、充実度が高まります。

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