マンガは絶対電子版で読むべき5つの理由

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その前に…活字の本は絶対紙の本で読みたい

Live simply that other may simply live.

マハトマ・ガンジーの名言として、紹介されている言葉です。意訳すると”シンプルに生きよう、ほかの人がシンプルに生きられるように”というところでしょうか。自分がシンプルに生きることで、他の人が生きやすくなる、と

いうのはなかなか素敵な考え方ですね。

さて、いきなりですが、私はできるだけモノを少なくしていきたいと思う反面、本ダイスキ―でいまでも大き目の本棚いっぱいにびっちり本!というミニマリストの諸兄がみたら石もて終われそうなくらい本を所蔵しています。

これは、何度も書いているモノと役割の一致の原則に照らし合わせたときに、本はその原則に照らして非常に困った存在なのです。

なぜなら、本には1冊1冊役割があるから。田舎暮らしのことが知りたい、ミニマリストの暮らしについて学びたい、開高健が書いた文章を読みたい、このエッセイが読みたい、それはすべて他のモノでは代替不可能だったりします。

もちろん、その分野のベストと思われる書籍以外は処分していますし、役割というとニュアンスが異なるかもしれませんが、自分が大切にしたい作家は絞り込んでいます。(開高さんですね)

それでも、どうしても本は増えてくる。そして本は紙で読みたい。なぜか?

それは最近の電子書籍はリフローすることで、もともとあった組版が崩れてしまうからです。

リフローというのは簡単にいえば、画面の大きさや指定した文字の大きさにあわせて電子書籍のリーダーが自動的に文字の組版を調整して、見やすいように行替えなどをしてくれることです。

EPUBとよばれる形式で作られた電子書籍(キンドルなどで読める活字の本はみなこれですね)はリフローして読むことができます。

しかし、それはその本が本来持っていた組版の状態ではありません。本は、原稿からゲラになり、印刷物として組みあがるまでに著者や編集者が校正をして、一言一句、それこそ改行の位置まで気を配っています。その本の組版が崩れてしまう、というのが、どうしてもいやなのです。

だから、活字の本はできるだけ、紙の本で読みたい。

しかし、マンガは別です。マンガはなんといってもリフローしません。中にはコマワリを最初から電子書籍で読みやすいように、縦のフローに合わせたものもありますが、それは最初からそのためにマンガ家が意図しているなら全然OK

特に、マンガがキンドルなどの電子書籍をお勧めする理由はまだまだたくさんあります。

1、巻数が多くても電子版ならかさばらない

面白いマンガ、魅力のあるマンガは、人気があるので連載が長く続くことが多く、10巻20巻というものはざらです。そんなマンガを自宅の本棚に置いておいたらかさばってしまって、いくらスペースがあってもたりません。

ワンピースなんて久々に読みたくなった日には大変なことになってしまいます。

2、電子版では、カラー版などのバージョンがでることもある

紙のコミックスは白黒ですが、キンドルなどで提供されているマンガはデジタル彩色版が提供されることがあります。これは通常盤に比べると100円程度高いですが、それを紙の本でやろうとすればコストは電子の比ではなく、提供価格はとんでもないことになってしまうでしょう。愛蔵版でもなければ実現しなかったことが、電子版の漫画なら安価に実現してしまうのも魅力です。

料理マンガなんかは、カラーで読めると、その魅力も増します。

3、日焼けしない、劣化しない

これはマンガだけに限ったことではありませんが、特にマンガに使われている紙は単行本などの紙と比べてごわごわしていますが、日焼けしやすく、小口の部分から結構変色します。電子版にはこれがありません。また、キンドルで買えば、アマゾンのサーバーに保存されていますから、たとえ、リーダーが側にDLしたデータが消滅しても安心です。

4、読みたいときにいつでも読める

かさばらないということとイコールですが、マンガは活字媒体に比べてすいすい読めてしまうので、長い通勤、通学の時間で1~2冊はあっという間に読めてしまいます。往復で4~5冊。そんな数の漫画を鞄に入れておくというのは現実的ではありません。電子版であれば、何冊でも手元に置いておけます。キンドル端末のなかではそのためにマンガ用の大容量端末が容易されているほど。懐かしのマンガを全巻一気読み!といった場合にはやはり電子版が最適です。

5、売れない、だから手元に残る

これは、メリットかどうか、人によって判断のわかれるところですが、マンガの全巻などは読みたいというニーズが安定してあるので、比較的安定した中古市場が形成されています。読み終わったマンガはまとめて、ブックオフへ、もしくはヤフオクやメルカリで販売、といった人も少なくないでしょう。私も手持ちの漫画はほとんどもったいない本舗などで売ってしまいました。しかし、キンドルで購入した本は基本的に削除はできても転売はできません。かさばらないし場所もとらないので、いつまでも持っていられます。あ、あれ読みたいな、と思ったときにいつでも読める。これはちょっとしたときに読むマンガというモノの性質上、とても大事なポイントです。

以上本ダイスキ―、紙の本マンセーという私が、マンガだけは電子書籍で読むべきと思う5つの理由でした。

あわせて、ぜひお読みください。

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