ほしいモノを必ず手に入れる最強の貯金術

このブログでは結構いろいろなモノをご紹介しています。世の中には作り手の思いが詰まったたくさんの素晴らしいものがありますが、それらをすべて手に入れるなんてことはできるはずもありません。特に資金は有限です。別なところでも書きましたが、月々の給料がもらえるサラリーマンをしていると忘れがちですが、今月の給料は、私たちが定年まで勤めあげたとしてもらえる給料の、そのなかの大切な1回です。

定年まで勤めて、たとえばあと、30年働くとしたら、給料日は360回しかありません。そのなかの1回にもらったお金を適当に使えば、そのお金はそれっきり。ストックからフローを生み出す投資をしたり、副業などでフローを増やしていかない限りは、お金は決してそれ以上は増えてくれません。

そんななかで、モノへの投資をするときに必要な軍資金を生活費とは別に確保していくのはなかなか大変です。前回ペットボトル貯金の記事を書きましたが、今日はモノ消費にかける費用をねん出するためのささやかな貯金の方法をご紹介したいと思います。

どんどん貯まるペットボトル貯金箱のつくり方
こちら、何かというと 手づくりの貯金箱...

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目標金額を決める

まずはこれが第一歩になります。たとえば、中古でもいいからMacBookAirがほしいとして、型にもよりますが、現状だと7万くらいでしょうか。まずはこれが目標になります。それに対して現在の可用資産が0となります。可用資産というのは私が勝手にそう呼んでいるものですが、「それに使ってもいいお金」になります。

例えば、毎月貯金をしていたとしても、それが将来のための家の頭金だったり、車を買うための貯金だったりすれば、それをMacに使うわけにはいきません。気持ちよく使うには、それらの費用がすべて控除されたうえで、余った資金の中からそれらをねん出しなければなりません。

よく貯金系の記事では天引きが最強という記事を見かけますが、それはもちろん事実です。長期の貯蓄ではそれが一番いい方法でしょう。モノ系の投資でもできれば1000円でも3000円でもいいので、お小遣いを下ろしたら、まずその金額を貯金箱(私の場合はペットボトル)に入れてしまうことをお勧めします。

この方法がいいのは、購入までの時間がわかるようになることです。例えば、毎月1000円を天引きすれば、7万円を貯めるまでに70カ月かかります。実に5年。これはちょっと長いですね。がんばろうという気になります。3000円の場合、23カ月ちょっとになるので、大体2年後には購入可能ということになります。

なんとかイメージできますね。逆に、今から2年後と思うと長いですが、毎月3000円貯めておけば、2年ごとに7万円の予算ができる、と思うと、それくらいのスパンで中古でもPCを買い替えたり、スマホを機種変する準備ができる、ということでもあります。

代替消費をしない

毎月1000円なり、3000円なりをまずはペットボトルに投入したら、あとは日々無駄遣いをしない、ということになりますが、ここでポイントになるのが代替消費です。代替消費というのは、「本当に欲しいものの代わりに買ってしまうモノ」。

私の場合は雑誌なんかがそれにあたります。雑誌は見聞を広めてくれたり、自分の緩やかな興味の範囲のなかで新しい発見に導いてくれるので定期的に買っていますが、そもそもほしいモノや憧れのモノが載っている雑誌をいくつも持っていながら、実際にそこに載っているモノを一つも持っていないというのでは本末転倒。実際に、雑誌を毎回購入する金額を貯めておけば、そこに載っているギアなりアイテムを買うことができてしまいます。

本来なら、そこに投じるべきお金を、気晴らしのためにほかのことに使うくらいなら、その金額を黙ってペットボトルへ。これによって、少しでもプラスアルファの額を毎月貯めていきましょう。

不用品を処分する

毎月の無理のない積み立てと、代替消費の削減で余ったお金をonするほかに、おすすめなのは不用品の処分です。ここでのコツは大きな金額になることを期待しないことです。もちろん、自分が不要なものがメルカリなどで高く売れれば、それはそれでうれしいものですが、そんなことが毎々あるわけではありません。逆にそんなことは起こらないと思ったほうが賢明です。がっかりすると続きませんからね。

逆に、もし売れないようなら処分してしまってもいいのです。その場合は一銭にもなりませんが、「自分がどんなものを無駄にしてしまうのか」を知る効果があります。

不用品を処分しないうちは、「これは自分のなかでは役に立っている」と思い込んで、また似たようなものを購入してしまいかねません。

「これはいるかな?」とか「あまり使わなかったから、売れるなら処分しようかな」という視点で身の回りのものを見直し、実際に手放すことで「こういうモノは結局買っても処分することになってしまう」という気付きを得ることができます。

これをすることで、実際に不要なモノを買う機会がぐっと減ります。似たような消費をしなくなるからです。処分したものと似たモノを買わなくなるからですね。

私の場合は、使っていなかった文房具やノート類を厳選して処分したことで、似たような文具を買わなくなりました。本当に必要なモノを必要なだけ買うようになりました。テンションを上げる目的で新しい文具が欲しくなるときはありますが、それは「テンションを上げるために必要なモノ」と本気で思ったとき以外は自重できるようになりました。

いまでは1年に1回そんなことがあるかないかです。

積み立てで期間を見積もる

代替消費をするくらいなら、本命にとっておく

不要品を処分することで、無駄遣いを減らしてあわよくば臨時収入をねらう

この3つを確実に回すことで、目標のモノは必ず手に入ります。かかる時間は目標次第ですだ、これがわかっていると、ほしいモノが複数あった場合に、優先順位を考えたり、ボーナスなどの臨時収入があったときに、期間をどれだけ短縮しようか、といったことを考えることができるようになります。

地味ですが、私はこれで父に還暦祝いのiMacを買いました。

最強の貯金術、ぜひ試してみてください。

整理術についてはこちらでまとめています。

シンプルライフ整理術
1-1 モノを整理するという”幸福論” モノがあっても...
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