外見を整える:外見の9割は他人のモノである

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おしゃれに感じる違和感

身だしなみという言葉はわりとすんなりと入ってくるのですが、おしゃれ、というのはちょっと違和感がある。そんな男性は多いのではないでしょうか。ただ、女性がデートのときに、今日はおしゃれしてきました(という文献でしか読んだことがないフレーズですが)というのは違和感がありません。

これはなぜか、ちょっと考えてみました。

自分の顔を見るのは1日20分たらず

おそらく、身だしなみという言葉には、相手に失礼にならないように、という心遣いが含まれています。一方で、おしゃれ(とくにおっさんが違和感を覚える方)は、オレっていけてるよね、かっこいいでしょ、という自己主張が感じられます。また、反対に、女性がデートのためにおしゃれ云々、はこれまた相手を喜ばせよう、という気遣いが感じられ、違和感がありません。

そもそも、我々の外見の9割は他人のものです。これはどういうことかというと、自分の顔を一番みているのは、そもそも自分ではありません。鏡の前に立たないと自分の顔は見えないですが、1日の鏡の前に立つ時間ってどれくらいでしょうか。せいぜい朝の10分。昼の5分。夜入浴の前後にまた5分くらい、といったところです。朝と夕方にいたっては、パジャマすがたかもしれません。

つまり、われわれが外向けに来ている洋服やおしゃれ、というものを実際に見ているのは他人だけなのです。しかも、その他人はそれほど自分のことを観ていないときています。

相手の変なところは覚えている

そんなときに気を付けなければいけないのは、強烈な個性をアピールすることではなく、相手に違和感を感じさせないこと。人は、そもそもそれほど相手のことを見ていません。今日会った会社の人のネクタイの色柄を覚えている、という人は少ないのではないでしょうか? もしくは覚えていた場合、それはちょっと「変な」柄ではなかったでしょうか

年代にふさわしく、季節にふさわしく、その場にふさわしい装いができいることが大切ではないかと思います。身だしなみはその最低限のベース。相手や場所や季節を考えた装いがその次。おしゃれ、という言葉もこの装いに大きくは含まれるものなのかもしれませんけどね。

自分の外見の9割は他人のもの。そう思うとかじょうなおしゃれというよりは、季節と場所と相手にあわせて使いまわしができるベーシックなセットがあれば、それで十分なのではないかとおもえます。

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