リーガルパッドはアメリカでポピュラーなメモ用紙で、弁護士などに愛用者が多いことからリーガル(法律)パッドと言われているそうです。
白もありますが、一般的に流通しているものは付箋紙と同じ黄色が多く、これに左端に赤い罫線が印刷されています。
用途としては、仕事の打ち合わせなどを記録したり、企画を練るときに考えを書き出したり、とにかく自由度が高いのがリーガルパッドの特徴です。
サイズはほぼA4で、表紙がなく、硬い台紙が下についているので、レポート用紙などのように鞄のなかで型くずれすることがありません。また、ミシン目がついていて、簡単に破りとることができます。企画を考えるときや、仕事の段取りを組むときに、キーワードだけを大まかに書き込んで、机の上に置きながら、調べた周辺情報などを書き込んでいくことで、アイディアをつめていくのに非常に便利です。
メモ帳としては、ロディアが日本では有名ですが、コストパフォーマンスなどを考えると、リーガルパッドが断然お勧めです。
私が愛用しているのは、
・ オフィス・デポ オリジナル レターパッド 12冊入
これは1冊50シートで、12冊セットで970円となっていますから、一枚あたりたったの1.6円。ロディアで同じサイズのNO.19は1冊80シートで1008円ですから、一枚あたり12.6円およそ10倍近く値段が違うのです。
また、ロディアと違っていいのは、“表紙がない”こと、色が“黄色い”こと。なぜ、この2点がいいかというと、表紙がないので、いつでも机の上において、思いついたことを書き留めることができます。私は本当にめんどうくさがりやで、何か思いついたときでも、手元にペンがなければメモもとらないし、一枚の紙をめくることすら億劫がる生き物です。
リーガルパッドを机の上においておくだけで、考えをまとめたり、思いついたことをメモしたり回数がぐっと増えました。
そして、黄色は付箋紙でもおなじみにように、とにかく“目立つ”のです。机の上などは、白い紙がたくさんちらばっていると、そのなかでこのリーガルパッドの黄色はとても目立ちます。
メモを破り取って保存する時も他の書類にまぎれることがありません。私は、電話やちょっとしたメモには、一つサイズの小さい「ジュニアサイズ」を使っていて、必要なものはノートに貼るようにしていますが、目立つので後から見返すときにもとても便利です。
ただ、一つ注意しておきたいのは、リーガルパッドのサイズは、A4などの国際標準化された企画ではなく、「レターサイズ」と呼ばれるアメリカの様式だということです。
210ミリ×297ミリのA4サイズに対して、レターサイズは215.9ミリ×279.4ミリ
つまり横が少し大きく、縦が短いのです。クリアフォルダに入れる際などは、少し注意が必要ですが、メモ用紙として使い込む分には特別な不便は感じません。
ちなみに、アメリカではポピュラーなリーガルパッドは、アップルの純正メーラーである「Mail」のなかのメモ機能のウィンドウ画面が、リーガルパッドそっくりです。
※写真は伊東屋のリーガルパッド